2010年09月26日
ホークス優勝!午後9時過ぎから福岡は祝賀ムード

福岡・天神はホークス優勝の報が伝わり、祝賀ムードがじわじわと広がっていきました。
西鉄・天神駅や渡辺通り周辺では、毎日新聞が号外を配っていました。
ソラリアではさっそく優勝を祝う看板取り付けの作業が始まりました。

大名では生ビール半額など、さっそく優勝にちなんだプロモーションが始まりました。
明日は、ホークス優勝にちなんだ看板や催しなど、もっと賑やかになることと思います。
Posted by わくわくなひと at
23:34
│Comments(2)
2010年09月26日
男女はいったん溶け合ったら二度と分離できない!By小池真理子

この本が特に話題になった記憶もありません。帯の「時を重ねたいまだからこそ、味わえる小説がここにある」「小池真理子・村上龍があたなに贈る大人のための極上な時間」に惹かれて買いました。
このうち小池真理子の「時の銀河」という短編を読みました。
東京のおしゃれな、少しセレブっぽい52歳の女性2人のやりとりが書いてあります。つい10年くらい前までは、こんな女性たちに憧れていた人たちが多かったのかなぁと思いながらページをめくっていきました。話の内容や設定がバブリーです。
まあ面白いのは、この2人の女性の組み合わせが、1人の男を介した関係であることです。一人は男の妻で52歳の今でも現役のファッションモデル、もう一人は男の愛人。この2人が男の死をきっかけに仲良くなり、男の思い出話だったかをするという内容です。
人生の先は見えている。そういう年代だ。もうあと少し。向かっている方向も、その終わり方も、なんとなく想像がつきはじめるころなのかもしれない。
小池真理子は52年生まれだから私よりも5歳上です。この小説の設定は、たぶん少し前の東京だと思います。しかし、出てくる女性は52歳で今の私と同じ歳でした。確かに人生の先を「なんとなく想像」している時がありますね。
次の「私の親類の一人に、かつて関西の色街にいた女」の話は、新鮮でしたし、何となく共感できる内容でした。
「男と女はな、つきおうて長い年月、たてばたつほど、ほんまに溶けおうていくもんや。世間には腐れ縁ちゅう言い方もあるけど、そんなんは小賢しい人間があとでつけただけの呼び名にすぎん。そら、水と油なら話は別や。初めから分かれてしまうがな。せやけど、水と水がやで、いったんうまいこと溶けおうたら、どこまでが自分で、どこまでが相手か、わからんようになってしまう。そうなればしめたもんや」
「いったん溶けおうた男女に、金輪際、別れなんぞあらへんのや。たとえ死に別れたとしても、ほんまの別れにはならんもんなんよ。なあ、梢ちゃん、そう思うとればええんよ」
Posted by わくわくなひと at
13:01
│Comments(2)