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Posted by おてもやん at

2010年09月12日

大阪までは飛行機より5千円以上安く・・・新幹線「さくら」

 九州新幹線に関しては、新聞各社の取材合戦という感じですね。
 今日12日付けで読売新聞が「新大阪-鹿児島中央、飛行機より5千円以上安く」という記事を載せていました。

 山陽新幹線と直通運転する「さくら」の乗車料金について、JR西日本とJR九州が、新大阪-鹿児島中央間を1万8000~2万1000円、新大阪-熊本間を1万6000円~1万8000円(いずれも普通車指定席)で最終調整していることがわかった。
 大阪(伊丹)空港-鹿児島空港間の航空運賃2万6800円(通常期)、大阪-熊本空港間2万3500円(同)よりそれぞれ5000円以上安くなる。最速3時間47分で結ぶ「みずほ」に乗車する場合は約500円の割り増しとなる見込み。


 これまで、今もそうですが、停車駅が関心の的になっていましたが、いよいよ料金ですね。「みずほ」は500円割り増しですか。今後、航空会社と新幹線の価格競争はもっと激しくなりそうですから、割引切符はもっと安くなると期待しています。
 個人的には、博多-熊本間がいくらになるのか早く知りたいですね。  


Posted by わくわくなひと at 17:12Comments(0)

2010年09月12日

地方を衰退させた土建工学の実態を暴く!『地域再生の罠』

 久繁哲之介『地域再生の罠 -なぜ市民と地方は豊かになれないのか?』ちくま新書(2010年7月10日第1刷)を読みました。
 知人から「具体的な町の事例を実名で批判した相当気合いが入った本」ということで教えてもらい、読みたくなりました。
 大型商業施設を誘致して失敗した町、成功していない成功事例集を模倣して失敗する商店街、間違いだらけの「地方自治と土建工学」が地方を衰退させていった事例などが具体的な実名をあげて書かれています。
 著者の考えによると、土建工学の先生が、地元の消費者のニーズなどにおかまいなく、自分の理想とするまちづくりを押しつけてきたことが失敗の大きな要因であるとしています。それと、メーカーなどと比較して消費者や市民のニーズ把握の仕方の幼稚さなどを指摘しています。
 私も、このことには10年以上前から気づいていました。
 10年以上前。私が、ある企画コンペでプレゼンしていた時、こんな質問を受けたことがあります。
「御社は、私たちの町を、どんな町にしようとお考えですか」
「それは、町の人たちと共に考えていくことではないですか。町の人の意見をしっかり聞いて、ご提案したいと思いますが、今の時点では白紙です。」と答えました。
 すると、その質問をした役所の人からにらまれました。
 当然、コンペでは負けました。そして、後で新聞かなんかで、「フランスのプロバンス地方のようなまちにする」という記事を読んだ記憶があります。
 たぶん、フランスの田舎のようなきれいなまちづくりを、コンサルタントの先生が提案されたことと思います。
 それから、10年以上経った今、その地域はどうなっているでしょうか。
 私もよくコンサルタントと人から呼ばれることがありますが、この名称は好みません。私は、自らをプランナーと名乗ることにしています。
 この本に書いてあるような事例をたくさん見てきたからです。それと、土建工学関係のコンサルタントの先生方々も近年は相当淘汰されてきているようです。もちろん優秀なまちづくりのプロの方々も、たくさんおられます。
  


Posted by わくわくなひと at 15:14Comments(0)