2010年10月04日
シャープ“GALAPAGOS(ガラパゴス)”ネーミングで話題

驚いた。度肝を抜かれた。シャープが12月に発売する電子書籍端末「ガラパゴス」の名前を巡り、ネットなどで議論が盛り上がっている。
「数年前から日本はガラパゴス化した」とよく耳にしてきました。
高度に進化したが世界市場で存在感の薄い携帯電話を代表格に、商品開発、経営、大学、金融などさまざまな分野で、世界の流れをよそに独自の道を歩む。
そんなダメだしの日本の現状を意味する言葉を商品名に使ったので、多くの人が「驚いた。度肝を抜かれ」ました。東京方面の言葉言うと、「つい、笑っちゃいました」。
「ガラパゴス化しているからダメだ」という考え方もありますが、「ガラパゴス化してもかまわない」「ガラパゴス化した方がよい」という考え方(非常識反転法)もあります。物まね商品ではなく、世の中にこれまでになかった商品や経営手法などは、むしろ、開き直りの非常識反転法からけっこう生まれています。
こういう非常識なことは、だいたい組織内で潰されるというのが定石です。しかし、この名で行くことを決めたシャープという組織の柔軟さに興味を持ってしまいました。
商品(事業)コンセプトも、某定石(C=I+NCN+B)に従った作り込みがしてあり、どんな人たちが関わってつくられていったか興味があります。
これだけ話題を呼んでいますので、ネーミングとコンセプトレベルでは大成功。その後、パフォーマンスレベルで、スティーブ・ジョブスなどを相手にどこまで闘えるか。フォローしたいですね。
Posted by わくわくなひと at
15:48
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2010年10月04日
イチローの年俸は高すぎる?「ハーバード白熱教室@東大」

個人的に参加しているメーリングリストで話題になっていた番組で、始まって10分経過していましたが見入ってしまいました。
「イチローの年俸は高すぎる?」という問いから始まり、東大生たちがさまざまな意見をぶつけ合います。この問いは「金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか?」という問いに発展していきます。講師のマイケル・サンデル教授が冗談も交えながら見事に整理していきます。
つまり、「社会を生きるうえで私たちが直面する、正解のない-にもかかわらず決断をせまられる-問題」だということを気付かせてくれます。
日常生活で二者択一の選択肢に遭遇したり、意見が割れて、なかなか合意するまでに至らないことが多々あります。こんな時に、自分の考え方が長い歴史の中でどんな背景を持った思想につながっているのか、自分と意見が違う人の背景はどうなのか、そんなことができるようになるかもしれないと思いました。
多様性を認める。違う意見にも理解を示す。違う考えの人とも気持ちよく議論ができるヒントがありそうな感じがしました。
英語でけっこう難しいやりとりができる東大生の姿も頼もしい限りでした。
まだ積ん読しているマイケル・サンデル『これかれの「正義」の話をしよう』。ウムムですが少しずつでも読んだ方がいいかな。日常生活が豊かになりそうです。
以下はメールリストからの転載です。
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先月の9/26のETV特集であった「白熱教室」を
見逃された方に朗報です(^^♪
東京大学の安田講堂で行われた講義が
本日と来週に2回にわたって放映されます。
①10月3日(日)午後6時00分~
ハーバード白熱教室@東京大学「前編」
「イチローの年俸は高すぎる?」
②10月10日(日)午後6時00分 ~
ハーバード白熱教室@東京大学 「後編」
「戦争責任を議論する」
③10月17日 教育 午後6時
「『白熱教室』の衝撃」(仮)
「白熱教室」のDVD化も決定したようですね。
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Posted by わくわくなひと at
14:32
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