2010年10月03日
第2キャナル来秋開業!ファストファッションを集積

今、日本で一番元気がいいのではないかと、今日付けの日本経済新聞も読んでみたが、西日本新聞の記事ほど明るさを感じることができない。
“ファストファッション”とは、最新の流行を取り入れた衣料品をいち早く製造し、低価格で販売するファッションブランドのことらしい。第2キャナルには、スウェーデンのカジュアル衣料ブランド「H&M」、「ユニクロ・グローバル旗艦店」、スペインのZARAなどが出店。延べ床面積20,000㎡以上で、H&Mやユニクロの売場面積は数千㎡となる見通しになるという。
3面には「ライバルの動きも加速。新博多駅ビルには、九州初となる阪急百貨店や東急ハンズなど約250店が出店する。天神では、東京に次いでアジア2号店となる衣料専門店アバクロンビー&フィッチや高級大型専門店バーニーズ・ニューヨークの出店が決まっている。」と書いてある。
個人的にはあまり関係ないにもかかわらず、何かわくわくさせられる。この手の記事と対極的に、3面には「九州のGS 一部売却」「米エクソン発表 自社所有の店舗」と採算が合わない九州内のガソリンスタンドが売却されることが比較的小さく扱われていた。
2面の書籍広告では、奥泉光『シューマンの指』講談社が気になった。本格音楽ミステリ。甘美なる調べ。衝撃の結末。書店でも見かけて気になっている朝日新聞出版の丸谷才一『あいさつは一仕事』の広告も載っていた。
6面の社説も珍しく読みたくなった。「映画は街のイメージを変える」「フィルムコミッション」。政令市の都市イメージ調査で北九州市のイメージが最低となっていることを知った同市が日本初のフィルムコミッションをつくり、実績を上げている話。「佐賀のがばいばあちゃん」の武雄市、大河ドラマ「龍馬伝」での長崎市、映画「悪人」での福岡、佐賀、長崎3県のFC活動、山鹿市の芝居小屋「八千代座」での映画撮影についてもふれていた。
社説は「足りないものを気にする前に、自然環境や風土、文化といった、その街にあるものを生かすことこそ、大切ではないでしょうか。FCは、そんな地域再生のヒントも教えてくれます。」と結んでいる。
8面の俳優・役所広司のインタビュー。主演映画「十三人の刺客」。50分におよぶ戦闘シーンが話題になっているという。かなり見たい気分になってきた。ジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」「うなづける人生哲学の数々」の記事も読んで、こちらも気になってきた。
9面の「キャセイパシフィック航空」の全面広告。「福岡-香港線 直行便含めて 毎日2便就航。」。香港行きがかなり便利になったことを伝えている。
13面の本と批評。池内紀『文学フジギ帖』岩波新書が気になった。「目からウロコ、再読のススメ」の見出しが魅力的。「目からウロコ」という言葉に弱い自分に気づく。
Posted by わくわくなひと at
13:55
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2010年10月03日
そうだ!ラジオを持っていないことに気づいた。
1日付け西日本新聞「モニターの紙面評価」に、ニック・サーズさんの「FM局問題 掘り下げて」という記事が載っていた。
北部九州で多言語放送を行う第三セクターのラジオ局「九州国際エフエム」(Love FM、福岡市)が経営難で事業譲渡を検討。西鉄が事業を引き受ける方向であることについての提案が書かれていた。
そう言われてみれば、最近、ラジオを聞いていないことに改めて気づいた。そして、自分がラブエフエムのファンであることも。
ラジオは車を運転している時しか聞かない。福岡市内は公共交通が発達しており、自家用車の必要性はほとんどない。熊本ではたまに車に乗るが、福岡のライフスタイルが身についてきたこともあり、けっこう路面電車やバス、徒歩が増えている。
「あれ!日焼けしてますね」と熊本で聞かれたことがあり、改めて、自分がごく普通の熊本の人より、日光にさらされていることにも気づいた。確かに、ドアtoドアで車を利用する人たちは、夏だからと言って日焼けはしない。
福岡から大牟田までは西鉄電車。熊本から大牟田まではほとんどJRを使う。それでも、たまに車を使うことがある。そんな時、長洲から荒尾付近になると、ダイヤル76.1(ナイティシックス ポイント ワン ラブ エフエム)に合わせる。すると、アメリカでドライブしている時のような英語のDJの声が聞こえてくる。選曲も自分好みだし、気分もよくなる。若い頃、東京で一日中、FENを聞いていた過ごしたことを思い出す。
熊本の車の中では、ゆっくりとしたトーンのNHK。福岡ではLove FMを聞こうと思ったが、ラジオを持っていないことに気づいた。今度、電気屋に行って安くて高性能のラジオを買い、事務所に置いておくことにしよう。
北部九州で多言語放送を行う第三セクターのラジオ局「九州国際エフエム」(Love FM、福岡市)が経営難で事業譲渡を検討。西鉄が事業を引き受ける方向であることについての提案が書かれていた。
そう言われてみれば、最近、ラジオを聞いていないことに改めて気づいた。そして、自分がラブエフエムのファンであることも。
ラジオは車を運転している時しか聞かない。福岡市内は公共交通が発達しており、自家用車の必要性はほとんどない。熊本ではたまに車に乗るが、福岡のライフスタイルが身についてきたこともあり、けっこう路面電車やバス、徒歩が増えている。
「あれ!日焼けしてますね」と熊本で聞かれたことがあり、改めて、自分がごく普通の熊本の人より、日光にさらされていることにも気づいた。確かに、ドアtoドアで車を利用する人たちは、夏だからと言って日焼けはしない。
福岡から大牟田までは西鉄電車。熊本から大牟田まではほとんどJRを使う。それでも、たまに車を使うことがある。そんな時、長洲から荒尾付近になると、ダイヤル76.1(ナイティシックス ポイント ワン ラブ エフエム)に合わせる。すると、アメリカでドライブしている時のような英語のDJの声が聞こえてくる。選曲も自分好みだし、気分もよくなる。若い頃、東京で一日中、FENを聞いていた過ごしたことを思い出す。
熊本の車の中では、ゆっくりとしたトーンのNHK。福岡ではLove FMを聞こうと思ったが、ラジオを持っていないことに気づいた。今度、電気屋に行って安くて高性能のラジオを買い、事務所に置いておくことにしよう。
Posted by わくわくなひと at
12:57
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2010年10月03日
“ホトトギスが鳴かない”あなたならどうします?

といいますのが、今、ちょうど“ひらめき体験”や独創性を養うための方法について原稿を書いているおり、私の師匠・梅澤伸嘉の本を読み込んでいるところでした。
書名は『メラキアの発想 災い転じて福となす発想二刀流』ダイヤモンド社(1992年5月21日初版)です。著者は30冊くらいの本を出していますが、その中で一番売れなかった本ということです。
92年という時期がよくなかったのでしょうか?バブル経済の時期で、みんなが壁にぶつかっていなかった。高額商品が売れて売れてしょうがない時は、「バスに乗り遅れるな」という感じで発想より行動だったのかも知れません。
小林さんはどの分野の人か知りませんが、ついに『啼かなくていいホトトギス』という人がほかにも出てきた。ひょっとして『メラキアの発想』に関心を持つ人が増える兆しかも知れません。
“メラキア”とは“アキラメ”の逆に言った言葉で梅澤の造語です。これでも、けっこうメーカーの商品開発部門では知られている言葉なんです。
メラキアの発想とは、開き直りの態度をキーワードに置きかえ(「○○でもかまわない」、「○○の方がむしろよい」というように)、問題に直面した時、それをきっかけとして「どうすればよいか」まで考え、とにかくカベを突破するまでねばる発想法のことを言います。これを“メラキ直り”という言い方をしており、これも、けっこうメーカーの商品開発部門では、ふつうに使っている方言の一つです。
メラキ直りの発想法には、「常識反転発想法」と「非常識反転発想法」があり、技術屋さんたちから「そんなん無理」「そんな危険なことができるか」などと言われた時、つまり、カベに当たった時は、これら二刀流を駆使して突破していきます。
「常識反転発想法」はカベに直接立ち向かって当面の目的を達成する発想(当たり前の発想)。たとえば、啼かないホトトギスを前にして何とか啼かせる知恵を考えるやり方です。信長「啼かぬなら殺してしまえホトトギス」、秀吉「啼かぬなら啼かせてみせようホトトギス」、家康「啼かぬなら啼くまで待とうホトトギス」のいずれも、この範囲内の発想です。
「非常識反転発想法」はカベに直接立ち向かうのではなく、それを一度肯定し、開き直って、「そもそも何のためにホトトギスを啼かすのか」など、その上の目的を達成したり、カベ自体を生かしてしまおうとする発想です。例えば、ホトトギスが啼かないのだから「啼かなくてもかまわない」と考えて、その目的が小鳥のさえずりを楽しみたい、ということならウグイスにしよう、という解決策をとるやり方が一つ。もう一つは「啼かない方がよい」と考えて、その方がむしろよい用途を考える。たとえば、ホトトギスを静かに見て楽しむ用途に使う、といった解決策をとります。
この本では非常識反転発想法をした人や事例をたくさん挙げており、ひょっとして今求められている本かも知れないとの思いが確信に変わるかも知れません。
紹介している主な事例は、以下の通りです。
■人物編
「メラキアの天才、松下幸之助」「失敗してもかまわない 発明王エジソン」「実験結果は自分の仮説と違った方がおもしろい 利根川進」「五体満足でなくてかまわない ホーキングの人生哲学」「内角を攻められてもよい 王選手の一本足打法の秘密」「物は考えようだ 江川卓」「身体が小さい方がよい 千代の富士」「約束の刻限に大幅に遅れた方がよい 宮本武蔵」
■商品開発編
「声が奇妙に変わった方がよい マジックボイス」(日本酸素)、「髪の毛が抜けてもよい カツラ」「知らぬ間に虫が寄ってきてもかまわない 皮膚用虫よけ剤スキンガード」(ジョンソン、梅澤開発)、「こすれなくてもかまわない カビキラーとジャバ」(同)、「従来のルートで売りにくくてもよい テプラ」(販売・キングジム)、「接着力が弱い方がよい ポストイット」(住友スリーエム)、「録音機能はなくてもよい ウォークマン」(ソニー)、「耐久性や高級感がなくたっていい 写ルンです」(富士写真フィルム)、「喫ってもかまわない 禁煙パイポ」(アルマン、梅澤参画)、「タネが入ったっていい タネ入りフルーツゼリー」(北條製餡)、「量販店で扱ってもらえなくてもいい 菓子工房」(橘高)
■経営編
「卵のサイズが不ぞろいでもかまわない 卵の自動販売機」「広いロビーも宴会場もなくてよい オール・スィート・ホテル」「荷物の受け取りに長時間待たされてもよい 配達時間指定サービス(近鉄エクスプレス)」「首都圏で人手を確保しにくくてもかまわない ローヤル企画の北海道進出」「コンベアが止まってもかまわない コニカの生産方式」「首切りしなくてもよい S.C.ジョンソン社のノーレイオフ政策」「親が子どもを外出させなくてもよい 家庭教師の企業化」「売上が少なくてもよい 不足競争原理」による限定商法」「輸送効率の悪い路線でもかまわない クロネコヤマトの宅急便」「少々臭いや苦みがあってもよい アリナミンVドリンク」
Posted by わくわくなひと at
01:15
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