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Posted by おてもやん at

2010年06月27日

生きる上で直面する正解のない問題を考える本

 ドラッカーの読書会で、この一月余り、話題になってきた本です。
 マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』早川書房です。
 今年5月24日現在でのAmazon本のベストセラー第1位。ハーバード大学史上最多の履修者数を誇る明講義の内容を本にしたそうです。NHK教育テレビで4月から毎週日曜18時から1時間「ハーバード白熱教室」として放送されているそうです。
 ついに、私も買いました。
 私が一番反応したところは、「社会を生きるうえで私たちが直面する、正解のない-にもかかわらず決断をせまられる-問題である。」というところです。
 たぶん、この本のテーマになっている内容は、金融危機、経済格差、テロ、戦後補償など大きなものですが、こういった決断をせまられる問題にどう向き合うのかというところに興味があります。
 私たちは日常的に、正解のない問題に対して決断を迫られ、何らかの意思決定をしています。
 これから読むわけですが、目から鱗のような話や自省させられる内容などがたくさん書いてあると期待しています。  


Posted by わくわくなひと at 14:27Comments(0)

2010年06月27日

CEOは一人という迷信 Byドラッカー

 今日は福岡市内のボランティアセンターでドラッカーの読書会がありました。
 課題図書は、ドラッカーの『現代の経営 上』第14章CEOと取締役会、15章経営管理者の育成を読んで、線を引っ張ったワケを発表するという内容です。
 私は「CEOは一人という迷信」という節が一番印象に残りました。

 『ある企業のトップマネジメントが私にいっていた三つの気質、「考える人」「動く人」「顔になる人」の気質を一人の人間が同時にもつことなど考えられない。このうち二つの気質をもつ者がいるかもしれない。だが、三つの気質をもつ者などいるはずがない。しかし企業の成功に必要な活動は、これら三つの気質のすべてを必要とする。』

 これを読んで安心しました。「そうだろうな」と思います。
 とかく研修や勉強はやりで、「こうあらねばならない」ことが強調されます。しかし、そういう理想像に対して、自分はどうなのか?研修の講師自身も自分が言っていることができているのか?
 言葉巧みに、まくしたてるように講義や研修が続きますが、どこかウソっぽいと思うことがよくあります。
 その点、ドラッカーのこの一文は、本当に経験し考えた内容だと思いました。
 そんな経営者の資質を兼ね備えた人はいないのだからと、ドラッカーはこうアドバイスします。
「CEOたる者は、自らの責任を果たすために、就任後三年以内に、自分と同程度か自分以上に仕事のできる者3人以上とともに、トップマネジメント・チームをつくらなければないらない。」
 そう思います。私も、そろそろ三年近くになってきましたが、他の会社の社長さんのオッファーも含めてトップマネジメント・チームの姿が徐々に見えてくるようになってきました。
 個人のエゴや思惑に翻弄されない、社会にいかほどでも貢献する会社、公の組織を作っていかねばなりません。  


Posted by わくわくなひと at 00:37Comments(0)