2011年07月04日
きみは「急襲戦隊ダンジジャー」を知ってるか?

熊本出身の評論家?藤本由香里さんが「提論 明日へ」を書いており、「急襲戦隊ダンジジャー」のことを書いていました。
基本は「ゴレンジャー」などと同じ「戦隊もの」で、九州7県を擬人化し、それぞれのイメージカラーとキャラ設定がなされているそうです。
自治体が「くまモン」のようなご当地キャラクターを作る、というのも一つの方法だが、たとえば九州には、ネットではかなり有名になっている「急襲戦隊ダンジジャー」というキャラクターがあることを、地元・九州の方はどのくらいご存じだろうか?
と書いてありました。
「ふーん そうかい」と思って、同僚に「しっとるや?(しっとぅや?)」と聞いても、「知らん」。私自身、一日中語り明かすことができるジャンルを少なくとも二つは持っているオタクという半面、世のはやりすたりには相当うといということを自覚しています。しかし、その自分が知らないのはともかく、誰も「急襲戦隊ダンジジャーを知らん」ようです。
リーダー「ダンジレッド」は本名・福岡紅輔。「目立ちたがり屋でおしゃれ。後先考えない行動をするが、最後はリーダーらしくきっちり決める。チームで唯一、ひよこメカをもっている」。熊本はグリーン。情にもろく、大きなうちわがトレードマークのお祭り男。・・・。
北部九州が中心ですが、九州を転々としていますので、九州七県の人々は、総じて違いがあるような感じがしています。そして、このキャラを作ったのは、大阪の会社ということでした。
熊日さんとかには、ダンジジャーは載ったことがあるのでしょうか?
Posted by わくわくなひと at
19:24
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2011年07月04日
<きく><よむ>とは何? 表現することの内部を探る

さらさらと流れる文章なんですが、何か深さを感じてしまいます。
それで山本安英さんの本を漁って、古本を二冊注文してしまいました。
そのうちの一冊が今日、届きました。
山本安英の会編『きくとよむ ことばの勉強2』未来社(1977年8月31日第四刷、1974年11月15日第一刷)です。
これから機会を見つけて読んでいきますが、「はじめに」をちょっと拾い読みしました。
まさに、今、自分が非常に気になっていることが本の中にちりばめてありそうです。
・・・<きく>とは何か、<よむ>とは何かを、私たちはくり返しくり返し考えてきましたが、いうまでもなくそれは、単にこの二つのことばを定義づけ、その意味をさぐることを目的としたものではありません。芸術創造にとって、その表現にとって、<きく>ということがどれほど大きな働きをするものか、表現者にとって<きく>ことがどれだけ大切なものであるかを探ろうとしたのが<きく>シリーズだったとすれば、<よむ>シリーズは、<勉強会>の柱の一つである朗読・群読・デクラメイションの問題の解明を目的として出発したものでありました。ごく一般的にいえば、それは表現と認識とのかかわり合いを表現行為の内部に探って行こうとするものであり、これをもっと私たちの切実な関心に沿っていえば、私たちがこの現代にどう生きて行くかということと創造行為とのかかわり合いを、そこから可能な限り探り出して行きたいということでありました。
1974年と言えば私はまだ高校生ですが、今の自分と似たような課題を抱えてディスカッションしている人たちがいたという事実に驚くとともに、いささか感動してしまいました。
目次を見ただけで、わくわくものです。
Ⅰ
きくということの創造性・・山本安英
聞と聴・・・・・・・・・・内田義彦
対話の構造・・・・・・・・久野 収
音とことば・・・・・・・・中島健蔵
きく―状況と主体・・・・・江藤文夫
Ⅱ
きくとよむ・・・・・・・・・木下順二
Ⅲ
よむとは何か・・・・・・・・南 博
わかりやすさについて(1)・・高木健夫
わかりやすさについて(2)・・三國一朗
わかりにくさ・・・・・・・・なだいなだ
詠と読・・・・・・・・・・・阪田寛夫
読者の役割・・・・・・・・・外山滋比古
Ⅳ
座談会<話すこと・きくこと>・・・宇野重吉 広渡常敏 和田勉 江藤文夫
Posted by わくわくなひと at
17:57
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