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Posted by おてもやん at

2010年05月19日

日々ドラッカーは役立ってます!

 経営者の私も含めてわずか8人の会社ですが、組織としての意思統一、組織文化の大事さをひしひしと感じています。
 4月以来、社員と話し合い事業計画への落とし込みを続けてきましたが、そんな時、ドラッカーの語録があると意を強くすることができます。
 福岡のドラッカリアンの方から毎日メールで今日のドラッカーを送ってもらってます。
 昨日、今日と、我々がこの一月余り話し合ってきたこと、そのものの内容でしたので、いささか感動しました。
 以下は、その内容です。

■本日の「デイリー・ドラッカー」は、「マーケティングの心得」です。

マーケティングは、顧客を知ることから始まります。そもそもわが社の顧客は
誰か、どこで何を買っているのかを問う必要があります。そして顧客の価値と
なっていることは何か、顧客の満足をもたらすためにわが社が果たすべき役
割は何かを知る必要があります。

そのためには顧客となるべき人たちが顧客となっていないのはなぜか、ター
ゲットである顧客の購買動向、わが社の製品サービスの顧客にとっての購買
価値や効用などの分析をとおして、顧客の現実を理解することが必要です。

顧客が結局のところ合理的であることを理解することは、マーケティングの第
一歩です。

※「合理的」については議論が分かれるところです。「理にかなった行動をする」「企業側の行動が結果として顧客の行動になるなど因果関係的な意味」でしょうか・・・筆者(註)

このことをドラッカー博士は、次のように述べています。

「心得るべきマーケティング上の教えが四つある。第一のしかも最も重要な心
得は、顧客を買収するなかれである」

「第二の心得が、製品を定義せよである」

「第三の心得が、マーケティングは、自社の顧客だけでなく、市場におけるあら
ゆる顧客について行えである」

「第四の心得が、人口構造の変化をマーケティングの機会にせよである」


■本日の「デイリー・ドラッカー」は、「販売よりもマーケティング」です。

私たちは一般的にマーケティングというとき、販売関係の職能を組織だって
遂行することを意味しています。

このようなマーケティングは、わが社の製品サービスの品質と効用の高さを
いかにアピールするか、わが社の製品サービスの市場はどこにあるのかと
いった、わが社の製品サービスから出発します。これでは「販売」でしかあり
ません。

マーケティングを本当に理解するならば、マーケティングとはその組織が何
をもって社会に貢献しようとしているのかを最も端的に表現しようとする活動
であることがわかります。

すなわちマーケティングとは、「顧客が買いたいと思うのは何か」、「これこそ
顧客が探し求め必要としているものである」ということを、組織が理解しその
ことに貢献するための活動であることを知る必要があります。これこそが組
織の存在意義を明確にするからです。

このことをドラッカー博士は、次のように述べています。
「ドラッカー365の金言」171頁 7月26日「販売よりもマーケティング」からの
引用です。

「マーケティングの重要性が繰り返し説かれているにもかかわらず、あまりに
多くの企業でマーケティングが行われていない」

「マーケティングの理想は販売を不要にすることである。マーケティングが目
指すものは、顧客を理解し、顧客に製品とサービスを合わせ、おのずから売
れるようにすることである」
  


Posted by わくわくなひと at 18:08Comments(1)