2012年01月11日

シェアハウス、シェアスペースの可能性

 日本経済新聞の連載「C世代駆ける」は、けっこう「ホゥ」と思って読むことが多い。
9日付け1面に掲載された「シェアハウス」の話も、その一つだ。
 『日本人、外国人、男性、女性。赤の他人が同居する「シェアハウス」が若者に人気だ。寝室は個室だが居間、トイレ、風呂は共同。・・・』と書いてある。ついに日本の都市部ではシェアハウスが普及し出したと驚いた。シェアハウス専門の不動産会社によると、どの物件もほぼ満室という。
 アパートをシェアして住むことは、30年前、アメリカの学生では当たり前のことだった。自分も月350ドル(円高の今なら35,000円だが、当時は80,000円台、中庭のスペース、プール、卓球台等も共有)の家賃が必要なアパートをシェアして暮らした経験がある。
 ここで暮らす効用は、何と言っても、コミュニケーションが極めて密になることだと思う。ウイークデイは、それぞれ別々の勉強や活動をしているが、週末や平日のオフの時間帯はいっしょに食事をしたり、話し込んだりすることが自然とできる関係になってしまう。いろんな人と普段着感覚で話す機会が多いことは、それだけ発想が柔軟になり、夢も広がりやすい。
 シェアハウスまではいかないが、自分の会社の事務所をシェアスペースとして開放している人がいる。福岡の薬院というところのマンションだが、異業種の人々が出会って何かを語っているうちに思ってもみなかったプロジェクトが動き出すことがある。それを今週の金曜日に経験してしまった。
 弊社の事務所は薬院の近くであり、ひょっとしたら、薬院、平尾、高宮エリアがアントレプレナーゾーンに育っていけば面白いと、つい妄想してしまった。


Posted by わくわくなひと at 20:21│Comments(0)
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