2011年08月15日
相手の話を聞く!これが話上手の基本
TSUTAYAの店頭の一番目立つところに10冊以上平積みされていた本です。自分の周りにも「話し方」や「伝え方」を勉強したいと思っている人がいるし、こんなに平積みされているということが非常に気になりました。
2月15日第1刷?今は8月?本屋さんが売りたい本なのか?マージンが高いのか?委託ではなく買い取り?TSUTAYAと言えば日販系の本屋さん?いろいろ詮索しました。
「世界一受けたい授業」「こんなに ガラリと 変わるのか!」「この1冊だけで、あなたも、今すぐ、話し上手になれる!」・・・。
この本を手にとってもらうためのコピーがこれでもかというほど書き込んであります。本当に売れているのか?平積みは在庫一掃を狙っているのか?
1時間半もあればサラッと読める本です。最初から期待はしていませんでしたが、「今すぐ、話し上手になれる!」わけではありません。でも、『「話し方」「伝え方」ほど人生を左右する武器はない!』ことは「そうだろうな」と思いました。
・・・いいコミュニケーションができないのは、必ずしも「心の持ちよう」に問題があるのではなく、自分の口から最初に発せされる言葉が原因になっていることが多いからです。
これはどうかな?と思いました。コヴィーの7つの習慣とは違う。どちらが先かという話でしょうが、「心の持ちよう」に問題があると、最初はうまくいっても長いお付き合いや信頼を得られないじゃないかと。しゃべりがたいへんうまいけど、半年や一年くらい経つと、誰からも信頼されないキャラの人を知っているから、そう思うのか?
そんな信頼を得られない人に限って本人はしゃべりがうまいと勘違いしているようです。でも、この本を読んでいくと、こういう人は「話し方」「伝え方」の下手な人として扱ってあるようです。
こんな人の特徴として、「話が簡潔でない」「ネガティブな言葉をけっこう使っている」「人の話を聞かず、自分の話たいことだけ話している」「自分の話が終わると、人の話はおかまいなく隣の人と話をはじめる」などがあげられます。
会話の基本は、まず相手の話を「聞く」ことから始まります。
これには大賛成です。書いてあることに問題はないと思います。ただ、コピーが大げさ過ぎます。この本を読んでガラリとは変わりませんでした。ガラリと変わる人は、こういう本を読んで、話し方教室など他人から指摘を受けて訓練する、行動する人たちではないでしょうか。
この本は、客寄せのためのフレーズが凄すぎたので今ひとつ信頼できませんでしたが、それでも少しは役だったと思います。感謝です。
Posted by わくわくなひと at 17:23│Comments(0)