2011年05月07日
ちくま学芸文庫などを大量買い!

文庫本の後ろの頁には、よく他の本の宣伝が載っています。これにも惹かれてしまい目を通したのが、いけませんでした。10冊くらい読んでみたくなりました。
もういけません。天神のジュンク堂書店にいけば、ちくま学芸文庫のコーナーだけで3つくらいの書棚があります。やむを得ず行くことになりました。
大名から行きますので、その前に福岡ビルの「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」が立ちはだかっています。TSUTAYAは警固の方にも大きいのがあります。そして隣のビルには西日本一の規模と言われるジュンク堂書店があります。そういうポジショニングですので、巨大な古本屋となっています。「発売後3カ月以内の本(本体価格)の20%以上で買取」をうたい文句にしていますので、新刊本が安く手に入る巨大古本屋さんなのです。
ちくま学芸文庫は文庫本といっても、安くて1冊700円、高いのは1,500円は下らない。というわけでTSUTAYAで手に入るものは手に入れて、残りの新刊本はジュンク堂でいうシナリオができました。
まあ、ちくま学芸文庫という地味でマニアックな文庫本ですので、古本には期待しておりませんでした。よく売れているのはありましたが、目的とする本はありません。それよりも大学の教科書みたいな専門書が安く手に入るかも知れないと思って、心理学のコーナーを見ました。
今、創造性の測定尺度の調査研究というのをテーマにしていますので、読んでみたい本がありましたよ。どれも1冊500円で、計1,000円。
■渡辺洋『心理検査法入門』福村出版(1997年4月20日第4刷)
・ウェクスラー知能検査、Y-G性格検査、テイラー不安検査、ロールシャッハテストなどの理論と概要が学生さん向けに解説されています。定価本体2,600円。
■中丸茂『心理学者のための科学入門』北大路書房(2003年5月20日初版第3刷)
・心理物理学、認知心理学、行動分析学などのパラダイムに関する考察が書かれています。
さて、本丸のジュンク堂書店では、ちくま学芸文庫の書棚に前に少なくとも40分ほど立っていました。それで10冊くらいを籠に入れて、椅子に座って、本当に今買うべきかどうか本をめくりながら吟味しました。それで購入決定に至ったのは、次の本です。しめて7,000円余を散財!
その後、ジュンク堂書店を出たところで、愛用の帽子を忘れていることに気づきました。夢中になって本を吟味していたからと思われます。すかさず20分ほど前に座った場所に戻りましたが、女性が座って本を読んでいて帽子らしきものはありません。カウンターに帽子をなくした旨、伝えましたが、今のところ、忘れ物の中にはないと言われました。
すると、カウンター近くのところで『アイデアのちから』というタイトルが目に入りました。「ううん、これも買い」。本体価格1,600円也。
■ウンベルト・マトゥラーナ/フランシスコ・パレーラ『知恵の樹 生きている世界はどのようにして生まれるのか』ちくま学芸文庫(2009年4月20日第6刷)
・序文-知恵の環 浅田彰、<いかにして知るのか>を知る、神経システムと認識、<言語域>と人間の意識など。
■養老孟司『唯脳論』同(2010年10月20日第18刷)
・一連の脳ブームの端緒を拓いたスリリングな論考。
■モーリス・メルロ=ポンティ『メルロ=ポンティ コレクション』同(2010年7月10日第9刷)
・表現としての身体と言葉、言葉の問題、問い掛けと直観、絡み合い-キアスム(「見えるものと見えないもの」から)など。
■C.G.ユング『変容の象徴 上、下』同(上1992年6月26日第1刷、下2007年6月30日第5刷)
・人間の無意識の世界から紡ぎだされた象徴的主題とそれを核として形成された神話的なイメージや象徴的表現の分析による心の構造の探求。
■中条省平『小説家になる!』ちくま文庫(2006年11月10日第1刷)
・物語の構造分析、マンガに学ぶ、三島由紀夫の『月』を読む、岡本かな子の『鮨』を読む、川端康成の『眠れる美女』を読む、室生犀星の『蜜のあわれ』を読む、フロベールを読むなど。
■チップ・ハース/ダン・ハース(解説・勝間和代)『アイデアのちから』日経BP社(2011年3月17日第1版第8刷)
・記憶に焼きつくアイデアの六原則、創造性の体系化など。
Posted by わくわくなひと at 21:14│Comments(0)