2011年03月27日

今日の熊日は読み応えあり!いずれも女性が書いた記事

 今日の熊日は読み応えあり!いずれも女性が書いた記事昨日は床に就くのが遅かったので、朝はゆっくりしようと思ってました。ところが朝9時過ぎのつまらん電話で起こされてしまいした。おかげで、比較的ゆっくり熊日新聞を眺めることができました。
 新聞を眺める時間と関係あるかも知れませんが、今日の熊日は読みたいところがたくさんありました。個人的に書き留めておきたいことを残しておきます。どれも女性が書いたものばかりです。

 そろそろ「3・11」の時代的な考察も出てくるころですが、今日は二つ載ってました。
■国立社会保障・人口問題研究所部長 阿部 彩
「復興を超え未来への一歩を」
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 思えば、震災の前からも日本の社会は壊れかけていた。完全雇用。家族にその大部分を頼ってきたセーフティネット。社会保険。どれもが、崩壊に向かっていた。破壊から築き上げるものは、新しい日本でなければならない。2011年が、将来、「大震災前、大震災後」と呼ばれるような時代の出発点になるように、中途半端な復興ではなく、新しい未来の社会像への第一歩を目指してほしい。

■江川紹子の視界良好2011年3月27日
「3・11の衝撃 問われる日本社会の方向性」
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 国民の価値観を揺さぶり、全世界に大きな影響を与える、という意味で、3・11の衝撃は、9・11に匹敵する。それ以上かもしれない。
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 ・・・私たちの価値観が問われている。日本社会の方向性を、今こそ真剣に考えなければならない。

■石牟礼道子 葭の渚
「至純さ匂い立つ狂太さんの歌」
 志賀狂太と名のる歌人に、わたしは心惹かれていた。虚無感をたたえながら、至純さが匂い立つような彫りの深い歌をつくる人だった。しかし全体としては、春の野の泉のような若さにあふれている。・・・
(いくつか歌が載っていましたが、そのうちの3首)
・逢はむというそのひとことに満ちながら来たれば海の円(まろ)き静まり
・その黒き眼(まみ)が湛えし慈悲の故かなしみすこしひとに洩らしき
・いぎたなく眠りこけしもかなしまず君すでに遠くし去れる夕べは

・・・
 ・・・この人の歌をみると、人の何百倍も深く生きていたと思う。傍目(はため)にはどうであれ、それぞれの人生には大切な絆というものがあるものだ。
「キャンデー売りや牛乳配りをしています」
 歌会で会った時の眼差しが忘れられない。なんと純度の高い魂かとわたしは思った。




Posted by わくわくなひと at 18:49│Comments(0)
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