2010年12月11日

九州新幹線博多―熊本間の割引設定を控え目?

 九州新幹線博多―熊本間の割引設定を控え目?昨日、今日と九州新幹線の新料金の情報がたくさん流れてきました。
 個人的には博多―熊本間の料金がどうなるのか?が最大の関心事です。
 熊日新聞の昨日10日付け夕刊に、同区間は「4,990円で、現行のJR利用より1,050円高くなる。」と書いてありました。現行と新幹線全線開業後の所要時間と料金の表は、分かりやすかったと思います。他紙はおそらく開業後だけの表で済ませていたと思います。
 今日11日付け熊日新聞朝刊には、「熊本―肥後大津に快速」という記事が載っていました。熊本の事務所は「新水前寺駅」の近くですので朗報です。熊日新聞は、“快速の運賃は普通列車と同じ。”など、あんまりJRや鉄道に馴染みのない人でも分かりやすいように工夫しています。“新快速”イメージは、博多と飯塚方面を結んでいる福北ゆたか線の快速みたいな感じでしょう。ワンマン2両編成で「直方行き 快速」とかが走っています。
 同じく11日付け西日本新聞は、1面、3面、15面に新幹線関連の記事を載せていました。圧倒的な情報量です。1面の記事は熊日新聞の夕刊とほとんど同じ情報でしたが、3面は飛行機、バスを意識したJR九州の競争戦略についての考え方、ライバルの航空会社やバス会社のコメントを載せていました。同じく3面には、料金に対する鹿児島、熊本、佐賀の人たちのコメントを載せていました。3面はマネジメントや経営などに関心のある方々には、読み応えのある記事だったと思います。マイケル・ポーターによる競争戦略の図式や料金設定の際によく使うコンジョイント分析の質問項目が頭に浮かんできました。
 西日本15面の経済面は、唐池JR九州社長の会見時の一問一答形式のインタビュー記事が載っていました。見出しは「十分戦える」「KTXと連動も」でしたが、私が最も注目していることへの回答がさらりと書いてありました。

―割引しない区間もあるのか。
「博多―熊本のように競争が激しくない、あるいは競争がない区間は割引設定を控える」


 ガビーン!そんなに安くならないことを示唆する発言です。現行では博多―熊本4枚切符は1枚当たり2,000円。これに事務所がある大名からは地下鉄赤坂駅または天神駅から博多駅まで200~250円かかります(博多―天神の100円バスもありますが、時間に余裕がある時だけで勘弁!)。計2,250円也。天神―熊本の高速バスは4枚の回数券で1枚当たり1,600円。事務所までは天神バスセンターから歩いて6分ですので、1,600円ぽっきりです。別の面ですが、西日本鉄道の竹島和幸社長は「安さを重視する人は高速バスを選んでもらえる」と静観と書いてありました。ひょっとして、西鉄大牟田線の高速化と熊本への延伸など秘策がありませんか?博多―熊本間の競争を烈しくできるのは西鉄しかありません。
 弊社のような零細企業でも交通費は年間にすると、数百万円かかってます。そんなに安くならないとすると、時間がないときやくたばった時に総務部長に懇願して新幹線に乗れるということになりそうです。小倉や鹿児島での仕事の時はまさしく新幹線だろうと思います。
 割引設定は控えると言っても、さて!どのくらいになるでしょうか。少し落ち込みました。月曜日は朝一でリレーつばめに乗り、新八代から新幹線で鹿児島行きです。午前9時過ぎには鹿児島中央駅にいると思います。




Posted by わくわくなひと at 14:47│Comments(0)
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