2010年10月26日

日本人の顔は面白い!ツングース、ポリネシア、モンゴリ・・・

 日本人の顔は面白い!ツングース、ポリネシア、モンゴリ・・・茨木のり子さんの『一本の茎の上に』を読んで思い出しました。
 日本人の顔は実に面白いです。東京で電車に乗って反対側の座席に座っている人の顔を見ると、「この人の先祖は遠い昔どこから来たんだろう?」と思うことがあります。熊本ではあまり思いませんが、福岡や東京など、いろんな地方出身の人々が集まっている街に行くと、そう思ってしまうことが多いですね。
 私の顔は、同僚に聞くと、「まず南九州だと思われる」そうです。ただ自分自身、この説ははずれだと思っています。何万年も昔は南から来たのかも知れませんが、北部九州の在来種、いわゆる縄文人のDNAがいくぶん表面に出ている顔だと思います。社内の顔を見ても、遠い昔はツングース、モンゴリアン、漢民族という感じですね。ポリネシアン系は残念ながらいないようです。

(茨城のり子『一本の茎の上に』から)
人間の顔は、一本の茎の上に咲き出た一瞬の花である-と感じるときがある。
 硬いつぼみもあれば、咲きそめの初々しさもある、咲ききわまったのもあれば、散りかけもあり、もはやカラカラの実になってしまったものもある。
 美醜も気にならなくはないけれど、私が関心を持つのはもっと別のことで、
―あ、ツングース系。
―ポリネシアの顔だわ。
―なんともかとも漢民族ねえ。
―まごうかたなきモンゴリアン!
 そのよってきたるところの遠いみなもと、出自に思いを馳せてしまうのである。





Posted by わくわくなひと at 11:22│Comments(0)
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