2010年09月23日
【ドラッカー】効率よりも成果を。成果実現のために集中と選択を
結局、参加できませんでしたがドラッカー福岡読書会が昨日ありました。『マネジメント上 課題、責任、実践』の「公的サービス機関の成果」について記した章を読 んで感想を述べ合う読書会です。
特に、頭の片隅でも留めておきたかった内容は、以下の通りです。
公的機関について述べた内容でしたが、我々民間企業にとっても重要な指摘がたくさん書いてありました。その中でも、効率と効果のどちらを優先するかという問題は日常的に遭遇するジレンマのようなものです。効果を優先することが大事なんですね。それと、組織でいろんな問題が起こりますが、問題は人にあるのではなくシステムや仕組みにあることを銘記すべきですね。
いろいろやらねばならないことは、たくさんあります。その中で何を優先し、何に対して人材を集中的に振り向けるのか?それは自分たちが目指す、世の中での機能、ミッション、目的に照らし合わせて、選択し集中することが大事だと改めて思いました。優先事項を定めたら、その事項で成果を上げるために経営資源を集中的に投入する。他の事項については廃棄するか先送りするという勇気も必要ですね。それでないと集中できませんよね。
※ところで今書店に行くと、『もしドラ』のしおりがもらえます。売上100万部?突破だとかの粗品らしいです。
第12章 公的サービス機関の不振の原因
・企業を企業たらしめているものは、それが効率中心ではなく成果中心であるところにある。しかるに公的サービス機関に欠けているものは、成果であって効率ではない。効率によって成果を手にすることはできない。
・フランスの政府機関の問題は人材の不足にあるのではない。外から人材を連れて来ても、どうにかなるものではない。問題はシステムにある。人にあるのではない。
第13章 例外的存在とその教訓
・この発展(明治維新後の日本)をもたらしたのは、ごくわずかな政治家と実業家だった。あらゆる仕事が、ごく普通の有能な働き手によって行われた。成功の秘密は目的を考え、優先項目を定め、集中したことにあった。・・・農民救済、社会政策、民主化が十分でなかったとの指摘もある。明治の人たちは気づかなかったわけではなかった。しかし彼らは、彼らの優先順位にこだわり、勤勉な人材をそれらの問題に集中的に投入した。
第14章 公的サービス機関の成功の条件
・少なくとも今日のところ、われわれは環境破壊との戦いにおいて、何を求めるかを考えず、何に重点を置くかを定めず、方向づけや優先順位や個々の活動についてのフィードバックも行っていない。成果はあがらず、幻滅を味わいつつあるのも当然というべきである。
・公的サービス機関に必要なことは、企業のまねではない。成果をあげることである。そして同じように必要なことが、病院は病院らしく、大学は大学らしく、行政機関は行政機関らしくなることである。つまり、自らに特有の目的、ミッション、機能を徹底的に検討することである。
・公的サービス機関に必要なものは、・・・自らの組織を意識的に成果に集中させる人材である。確かに、効率すなわちコストの管理は必要である。しかしそれ以上に、成果すなわち正しい結果が必要である。
特に、頭の片隅でも留めておきたかった内容は、以下の通りです。
公的機関について述べた内容でしたが、我々民間企業にとっても重要な指摘がたくさん書いてありました。その中でも、効率と効果のどちらを優先するかという問題は日常的に遭遇するジレンマのようなものです。効果を優先することが大事なんですね。それと、組織でいろんな問題が起こりますが、問題は人にあるのではなくシステムや仕組みにあることを銘記すべきですね。
いろいろやらねばならないことは、たくさんあります。その中で何を優先し、何に対して人材を集中的に振り向けるのか?それは自分たちが目指す、世の中での機能、ミッション、目的に照らし合わせて、選択し集中することが大事だと改めて思いました。優先事項を定めたら、その事項で成果を上げるために経営資源を集中的に投入する。他の事項については廃棄するか先送りするという勇気も必要ですね。それでないと集中できませんよね。
※ところで今書店に行くと、『もしドラ』のしおりがもらえます。売上100万部?突破だとかの粗品らしいです。
第12章 公的サービス機関の不振の原因
・企業を企業たらしめているものは、それが効率中心ではなく成果中心であるところにある。しかるに公的サービス機関に欠けているものは、成果であって効率ではない。効率によって成果を手にすることはできない。
・フランスの政府機関の問題は人材の不足にあるのではない。外から人材を連れて来ても、どうにかなるものではない。問題はシステムにある。人にあるのではない。
第13章 例外的存在とその教訓
・この発展(明治維新後の日本)をもたらしたのは、ごくわずかな政治家と実業家だった。あらゆる仕事が、ごく普通の有能な働き手によって行われた。成功の秘密は目的を考え、優先項目を定め、集中したことにあった。・・・農民救済、社会政策、民主化が十分でなかったとの指摘もある。明治の人たちは気づかなかったわけではなかった。しかし彼らは、彼らの優先順位にこだわり、勤勉な人材をそれらの問題に集中的に投入した。
第14章 公的サービス機関の成功の条件
・少なくとも今日のところ、われわれは環境破壊との戦いにおいて、何を求めるかを考えず、何に重点を置くかを定めず、方向づけや優先順位や個々の活動についてのフィードバックも行っていない。成果はあがらず、幻滅を味わいつつあるのも当然というべきである。
・公的サービス機関に必要なことは、企業のまねではない。成果をあげることである。そして同じように必要なことが、病院は病院らしく、大学は大学らしく、行政機関は行政機関らしくなることである。つまり、自らに特有の目的、ミッション、機能を徹底的に検討することである。
・公的サービス機関に必要なものは、・・・自らの組織を意識的に成果に集中させる人材である。確かに、効率すなわちコストの管理は必要である。しかしそれ以上に、成果すなわち正しい結果が必要である。
Posted by わくわくなひと at 14:14│Comments(0)
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