2010年09月22日
商圏的には“福岡市熊本区”。新幹線全通後は現実味を帯びるか?

福岡だけ、熊本だけの視点や情報では、何とも今の状況がつかめなくなってきた感じがしています。
今日も熊本ゆかりの人間としては気になる記事が一面に載っていました。
■「福岡市熊本区」
・・・特に、熊本は全線開通後、博多と最速35分で結ばれる。「商圏的には『福岡市熊本区』になるかもね」(博多阪急関係者)との軽口が現実味を帯びる。
「みずほ」とカウントダウンボード「西郷ど~ん」を巡る感情的な発言と動き、そして「福岡市熊本区」。開通まで半年というところで、すでに情報の交流が始まっているという感じですね。みんな同じ価値観やアイデンティティを持っているわけではない。違った視点の情報がどんどん流れてくる。
九州縦軸の大交流時代が始まったことを実感しました。
そう言えば、川で東京都と接する市川市周辺の人たちのことを千葉都民という言い方もありましたね。
今日の西日本新聞には、“熊本がやばい”という情報だけではありませんでした。
新幹線 期待まだら模様
基準地価 熊本 上昇に転じる
九州新幹線の駅周辺の地価をみると、前年は横ばいだった熊本駅近くの住宅地が九州で唯一、上昇に転じ、鹿児島中央駅では3カ所が横ばい。博多駅前でもほぼ横ばいの地点があり、新幹線全通への期待感がみられた。
新幹線の停車本数が多いと見込まれる駅周辺の地価が上がっているそうです。開業してみないと分かりませんが、不動産関係者の冷静な判断と将来への期待感が地価に反映されていると思われます。
地価の記事は記者発表ものでしょうが、同じ情報でも切り取り方や取材の仕方で面白く感じさせる工夫がしてあると思いました。西日本新聞とは利害関係がない単なる購読者の私ですが、「他紙と読み比べてください。」と言いたいですね。
Posted by わくわくなひと at 12:16│Comments(0)
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