2010年09月18日

「悪人」光代の内面を見事に表現・・・深津絵里さん

 「悪人」光代の内面を見事に表現・・・深津絵里さん今日18日付け「MAINICHI Weekly」に、映画「悪人」に出演していた深津絵里さんが、6日に開催された第34回モントリオール世界フィルムフェスティバルで、ベスト女優賞を受賞したことが載っていました。
 今日、読み終えたばかりの小説でしたので、どんなところが受賞理由になっているか興味がありました。
こんな感じでしょうか?

 絶望のまっただ中で何とか安らぎを得ていくような一連の複雑な感情の動きを表現できていたこと、言葉では表現できないミツヨの心の内面をうまく表現できていた・・・ことが評価されたんだと思います。

  In her performance in Akunin, Fukatsu suppresses a complicated set of feelings, which have managed to acquire a sense of tranquility amid a situation of despair.

   During shooting, she said, “I concentrated on how I should express the internal aspect that (Mitsuyo) possessed, where words were impossible.”


 それと、これは小説の中での表現ですが、初めて目にしました。

 俺、それまでは部屋にこもって映画ばっかり見とったけん、人間が泣いたり、悲しんだり、怒ったり、憎んだりする姿は、腐るほど見とったっちゃけど、人の気持ちに匂いがしたのは、あのときが初めてでした。ちゃんと説明できんどが自分でも悔しいとやけど、あのお父さんが増尾の足に、必死にしがみつとる姿を見た瞬間、なんていうか、今回の事件がはっきりと感じられたっていうか・・・。

 早く映画見に行きます!




Posted by わくわくなひと at 18:57│Comments(0)
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