2010年09月03日
駅間5キロ・・・最速新幹線「みずほ」も各停?【産経新聞】
情報はメディアの視点によって、いくぶん違った印象になるという例を見つけました。
今日3日付けの産経新聞の配信記事もそうだと思います。見出しは「駅間5キロ・・・最速新幹線「みずほ」も各停?九州自治体が綱引き」というものです。
産経新聞の情報は、JR九州、JR西日本、九州内の自治体の動きを俯瞰して見ている感じです。九州の新聞社にはJR九州のコメントがよく出てきますが、産経は一応全国紙、それも特に大阪あたりが強い新聞社だと思いますのでJR西日本のコメントや情報が載っているところが特徴です。
先週8月24日付け西日本新聞夕刊1面トップに、新大阪-鹿児島中央間を3時間47分で走る「みずほ」の運行が検討されていることが載りました。3時間47分は停車駅が鹿児島中央、熊本、博多の3駅ということが前提です。
この「みずほ」を久留米駅と新鳥栖駅にも停車するよう、久留米市長と鳥栖市長が熱望していることが書かれています。久留米駅と新鳥栖駅の距離はわずか5キロ。鳥栖の背後からは佐賀、長崎両県は合同で新鳥栖駅への停車をJR九州に要望するなど新たな軍勢が加わっていることも書いてありました。
「停車駅の綱引きはまさに真剣勝負だ。」。JR九州によると、9月1日までに寄せられた停車駅や利便性に関する要望は実に34件にのぼっているそうです。
その結果、産経新聞は次の記事を書いています。
来年3月に全線開業する九州新幹線鹿児島ルートの停車駅をめぐり、JR九州に沿線自治体から「わが駅に停車を」と要望が相次いでいる。山陽新幹線を運行するJR西日本は「停車駅を減らし、航空機に勝てる新幹線を」との姿勢を崩さない。JR九州は、地域の熱意と対航空機競争との狭間(はざま)で苦しんでいる。
「われわれは『対航空機』をイメージしているが、JR九州には、なかなか分かってもらえない」。JR西の関係者はこう打ち明ける。
JR西は、これまで「のぞみ」や「ひかりレールスター」といったスピード重視の車両を導入した経緯から、航空機に対抗できるようなダイヤ編成を想定。極力停車駅を減らしたい意向だが、九州新幹線は、国や自治体が事業費を負担した「整備新幹線」と位置づけられているため、九州内でのダイヤを決めるJR九州は、駅を抱える自治体から停車を求める要望が相次いでおり、スピードか地元の利便性か、選択を迫られる可能性もある。
九州の新聞ではJR西日本のコメントはあまり見られませんので、新鮮です。
「みずほ」は博多、熊本、鹿児島中央の3駅だけに停車する可能性が高い。熊本市の幸山政史市長は「みずほが熊本~新大阪間3時間を切れば、関西方面に与えるインパクトは大きい」と大歓迎。これに対し、佐賀県の古川知事は「みずほ」についても、新鳥栖停車を求めていくとしている。
この記事は熊本ゆかりの者として少し心配になってきました。こんな心配です。
3時間47分という時間が最も重要なことであれば、「みずほ」のうちの何本かは熊本駅を停車せず、博多、新鳥栖、鹿児島中央とする案も選択肢として浮上しないか?
-という心配です。佐賀・長崎連合軍からの要望ですよ。
それにしても、九州は一つ、九州のためには何が一番か、民主党の党首選ではありませんが、九州分裂にならないよう願いたいものです。
今日3日付けの産経新聞の配信記事もそうだと思います。見出しは「駅間5キロ・・・最速新幹線「みずほ」も各停?九州自治体が綱引き」というものです。
産経新聞の情報は、JR九州、JR西日本、九州内の自治体の動きを俯瞰して見ている感じです。九州の新聞社にはJR九州のコメントがよく出てきますが、産経は一応全国紙、それも特に大阪あたりが強い新聞社だと思いますのでJR西日本のコメントや情報が載っているところが特徴です。
先週8月24日付け西日本新聞夕刊1面トップに、新大阪-鹿児島中央間を3時間47分で走る「みずほ」の運行が検討されていることが載りました。3時間47分は停車駅が鹿児島中央、熊本、博多の3駅ということが前提です。
この「みずほ」を久留米駅と新鳥栖駅にも停車するよう、久留米市長と鳥栖市長が熱望していることが書かれています。久留米駅と新鳥栖駅の距離はわずか5キロ。鳥栖の背後からは佐賀、長崎両県は合同で新鳥栖駅への停車をJR九州に要望するなど新たな軍勢が加わっていることも書いてありました。
「停車駅の綱引きはまさに真剣勝負だ。」。JR九州によると、9月1日までに寄せられた停車駅や利便性に関する要望は実に34件にのぼっているそうです。
その結果、産経新聞は次の記事を書いています。
来年3月に全線開業する九州新幹線鹿児島ルートの停車駅をめぐり、JR九州に沿線自治体から「わが駅に停車を」と要望が相次いでいる。山陽新幹線を運行するJR西日本は「停車駅を減らし、航空機に勝てる新幹線を」との姿勢を崩さない。JR九州は、地域の熱意と対航空機競争との狭間(はざま)で苦しんでいる。
「われわれは『対航空機』をイメージしているが、JR九州には、なかなか分かってもらえない」。JR西の関係者はこう打ち明ける。
JR西は、これまで「のぞみ」や「ひかりレールスター」といったスピード重視の車両を導入した経緯から、航空機に対抗できるようなダイヤ編成を想定。極力停車駅を減らしたい意向だが、九州新幹線は、国や自治体が事業費を負担した「整備新幹線」と位置づけられているため、九州内でのダイヤを決めるJR九州は、駅を抱える自治体から停車を求める要望が相次いでおり、スピードか地元の利便性か、選択を迫られる可能性もある。
九州の新聞ではJR西日本のコメントはあまり見られませんので、新鮮です。
「みずほ」は博多、熊本、鹿児島中央の3駅だけに停車する可能性が高い。熊本市の幸山政史市長は「みずほが熊本~新大阪間3時間を切れば、関西方面に与えるインパクトは大きい」と大歓迎。これに対し、佐賀県の古川知事は「みずほ」についても、新鳥栖停車を求めていくとしている。
この記事は熊本ゆかりの者として少し心配になってきました。こんな心配です。
3時間47分という時間が最も重要なことであれば、「みずほ」のうちの何本かは熊本駅を停車せず、博多、新鳥栖、鹿児島中央とする案も選択肢として浮上しないか?
-という心配です。佐賀・長崎連合軍からの要望ですよ。
それにしても、九州は一つ、九州のためには何が一番か、民主党の党首選ではありませんが、九州分裂にならないよう願いたいものです。
Posted by わくわくなひと at 20:32│Comments(0)
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。