2010年08月07日

博多の人も九州新幹線の“素通り”を心配。鹿児島一直線が強い?

 博多の人も九州新幹線の“素通り”を心配。鹿児島一直線が強い?九州新幹線がらみで民間の設備投資は一人勝ち。開業時には阪急デパートや東急ハンズ、そして私の好きな丸善書店まで天神から移転するという博多界隈です。
 博多の人は“余裕しゃくしゃく”だと思っていたら、“九州新幹線の素通り”を心配している人もいることが分かりました。正直、“素通り”とか“通過駅”は、博多駅以外の熊本、大牟田、久留米、鳥栖あたりの人の話題と思っていました。
 今日、8月7日付け西日本新聞の福岡都市圏面に、「新幹線全線開通にらみ福岡新名物 “夏ふく”料理に舌鼓」という記事がありました。
 九州新幹線鹿児島ルート全線開通をにらみ、福岡の新名物としてメニュー開発された「夏ふく」料理が、福岡市博多区住吉の老舗料亭「い津み」で披露されたそうです。
 料理を考案した老舗の経営者が「インパクトの強いフグを名物にして、九州新幹線が全線開通しても博多駅が素通りされないようにしたい」と話していたそうです。 言われてみれば、それはそうだと思います。今は東京や関西から向かう新幹線の終着駅は博多です。それが今度は鹿児島中央駅が終着駅になるわけですから、いくら博多は強そうと言っても心配はするでしょうね。
 6日付けの西日本新聞にリクルートの調査結果が載っていて、福岡県は「地元にとても愛着を感じる人」の人の割合は54%で全国4位。しかし、首都圏の人が「ぜひ旅行したい道府県」ランキングでは32位(9%)となっていました。詳しくは分かりませんが、以前のリクルート調査をみると、熊本県、長崎県、鹿児島県あたりは地元愛も旅行人気のいずれも高くなっていると思います。
 ビジネス客の来訪は九州ダントツだけど、観光客には弱い。うまい料理では全国的に有名ですが・・・。博多の人が素通りを心配して、2006年ごろから準備をしていることもうなづけました。
 同じ西日本新聞の7日付け「デスク日記」では、熊本支局のデスクの方?が、通過点や素通りする熊本の人にエールを贈っています。

九州新幹線の全線開通まで半年。熊本は駅前整備の遅れを理由に「通過点になる」とも言われるが、本当にそうだろうか。まちおこしに必要なのは、もてなしの心とわが街を愛する市民の情熱。双方を備えた熊本が「通過点」になるはずがない。そう思えてならない。




Posted by わくわくなひと at 17:46│Comments(0)
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