2010年06月21日

「書籍探しの愉悦」知のお狩り場・丸善のよさを伝える文章

 「書籍探しの愉悦」知のお狩り場・丸善のよさを伝える文章今日は熊本です。
 熊本にいる時は、福岡銀行熊本支店に行きます。
 そこで西日本新聞を斜め読みします。
 逆に福岡にいる時は、肥後銀行福岡支店に行き、
 熊日新聞を斜め読みします。
 今日は西日本新聞の「風車」というコラムに目が止まりました。
 私が、これまで表現できなかった丸善書店のよさが見事に書いてあったからです。
 丸善と言っても、東京・丸の内の本店の話です。
 本店の中に、松岡正剛プロデュースの本棚約5万冊が縦横に積まれたコーナーがあるそうです。
 中央部には松岡のライフワークである読書案内「千夜千冊」に関連した本が置かれ、
 ゲストの本棚には町田康や市川亀治郎、資生堂の福原義治等の蔵書も一部再現してあるそうです。
 何がよいのか?
「均質な並びの大型書店と一味違い、松岡の思考の後を辿る感覚がある。そこには並んだ本と本を結ぶ物語性があるのだ。この本の次にこうくるか、なるほど、と呟きながら歩くうち、自分に今必要な養分を探し当てる。知の狩猟、自分にとっての宝探しだ。寄り道と思える膨大な無駄こそ、実は発想の苗床になる。手にした宝を自分の滋養にするには、内容のみならず、本の重みや質感を目で指で楽しみ、装丁によるイメージのふくらみを堪能するなど、モノが持つ雰囲気も味わいたい。」
 そう言えば、丸善福ビル店でも、松岡正剛の視点をテーマにした棚がありました。
 今度、博多駅にできる丸善にも、効率や効果だけでなく、「寄り道と思える膨大な無駄」と「物語性」、「自分のとっての宝探し」ができる本屋さんであってもらいたいと思います。




Posted by わくわくなひと at 17:47│Comments(0)
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