2010年03月22日
“eコマースのインパクト”の影響はまだ続いています!
「これらのことは、eコマースのインパクトについてもう一つ重要なことを教える。
流通チャネルは、顧客が誰かを変える。顧客がどのように買うかだけでなく、何を買うかを変える。消費者行動を変え、貯蓄パターンを変え、産業構造を変える。ひとことで言えば、経済全体を変える。」( P・Fドラッカー『ネクスト・ソサエティ』1999年初出)。
このドラッカーの言葉に触発されて、私の頭は新たな情報収集を始めてしまいました。Eコマースが盛んになってきた今の時代、資本主義経済の後に来る価値観や人々の行動とは、どのようなものだろうと言うことです。
娘が購読している「Mainichi Weekly」を眺めても、そんなことに関係する情報が引っかかってきます。
3月13日付けの同紙を見ると、ウディ・アレン(Woody Allen)監督の「Cassandra’s Dream」が今月20日から封切られるという記事に目が止まりました。
テーマはLife is nothing if not totally ironic.(人生はとても皮肉だ)です。大金持ちは例えそんなに資質が伴わない人であっても政府に影響を与える。富豪の言うことであれば、あなたは耳を傾ける、ということをテーマにした映画だそうです。
イギリスの兄弟が経営不振のレストランの勤勉なオーナーである父親の話よりも、成功しているが、たちの悪いビジネスマンの叔父の方の話を聞き、悲劇の引き金を引いてしまう。カネと成功にしか目がいかない世の中のもとでの人生の皮肉を描いた作品です。Woody Allenのことですから、笑わせながら考えさせる作品になるかと思います。キャナルシティあたりで上映されていたら、ぜひ見たいと思います。
また、3月20日付けの同紙には、フリーランスライター・シェリル・チャウ(Cheryl Chow)のHurry up and slow down(ゆっくり急がず生きてみる)という記事が載っていました。
長引く不況がもたらすのは負の影響ばかりではなく、ゆっくり急がず生きている人がたくさん出てきていることを伝えています。
一昔前なら変人か過激派の人たちのやることと思う人もいたと聞いていますが、今はそこまで変人ではない人も新たな動きを見せ始めています。これもeコマースが消費者行動を変え、経済の構造を変えたからと言えるでしょう。
例えば、アメリカではかつてビデオプロデューサーだった人が高齢者センターで太極拳を教えているそうです。収入は大幅に減ったがミーティングや人とつながりができることを楽しんでいるそうです。大企業のリタイヤ組の行動というと、田舎で有機農業というのがお決まりのパターンですが、街の中でも新たな人生を踏み出すことができるという事例だと思いました。これ以外にも日本の事例をあげており、景気後退が新たな連帯感を生み、もはや大量消費が人々の基本的なニーズを充たさなくなっていることをリポートしています。
Good-bye, corporate warriors. Good-bye, salary men and women. Hello, sloths! だそうです。slothは怠け者のことです。
たぶんいつの日か、国の豊かさを測る物差しは国民総生産からgross national happinessになるだろうと、シェリル・チャウは予想しています。
流通チャネルは、顧客が誰かを変える。顧客がどのように買うかだけでなく、何を買うかを変える。消費者行動を変え、貯蓄パターンを変え、産業構造を変える。ひとことで言えば、経済全体を変える。」( P・Fドラッカー『ネクスト・ソサエティ』1999年初出)。
このドラッカーの言葉に触発されて、私の頭は新たな情報収集を始めてしまいました。Eコマースが盛んになってきた今の時代、資本主義経済の後に来る価値観や人々の行動とは、どのようなものだろうと言うことです。
娘が購読している「Mainichi Weekly」を眺めても、そんなことに関係する情報が引っかかってきます。
3月13日付けの同紙を見ると、ウディ・アレン(Woody Allen)監督の「Cassandra’s Dream」が今月20日から封切られるという記事に目が止まりました。
テーマはLife is nothing if not totally ironic.(人生はとても皮肉だ)です。大金持ちは例えそんなに資質が伴わない人であっても政府に影響を与える。富豪の言うことであれば、あなたは耳を傾ける、ということをテーマにした映画だそうです。
イギリスの兄弟が経営不振のレストランの勤勉なオーナーである父親の話よりも、成功しているが、たちの悪いビジネスマンの叔父の方の話を聞き、悲劇の引き金を引いてしまう。カネと成功にしか目がいかない世の中のもとでの人生の皮肉を描いた作品です。Woody Allenのことですから、笑わせながら考えさせる作品になるかと思います。キャナルシティあたりで上映されていたら、ぜひ見たいと思います。
また、3月20日付けの同紙には、フリーランスライター・シェリル・チャウ(Cheryl Chow)のHurry up and slow down(ゆっくり急がず生きてみる)という記事が載っていました。
長引く不況がもたらすのは負の影響ばかりではなく、ゆっくり急がず生きている人がたくさん出てきていることを伝えています。
一昔前なら変人か過激派の人たちのやることと思う人もいたと聞いていますが、今はそこまで変人ではない人も新たな動きを見せ始めています。これもeコマースが消費者行動を変え、経済の構造を変えたからと言えるでしょう。
例えば、アメリカではかつてビデオプロデューサーだった人が高齢者センターで太極拳を教えているそうです。収入は大幅に減ったがミーティングや人とつながりができることを楽しんでいるそうです。大企業のリタイヤ組の行動というと、田舎で有機農業というのがお決まりのパターンですが、街の中でも新たな人生を踏み出すことができるという事例だと思いました。これ以外にも日本の事例をあげており、景気後退が新たな連帯感を生み、もはや大量消費が人々の基本的なニーズを充たさなくなっていることをリポートしています。
Good-bye, corporate warriors. Good-bye, salary men and women. Hello, sloths! だそうです。slothは怠け者のことです。
たぶんいつの日か、国の豊かさを測る物差しは国民総生産からgross national happinessになるだろうと、シェリル・チャウは予想しています。
Posted by わくわくなひと at 15:35│Comments(0)