2010年01月21日

熊本が州都を目指すには?・・・熊日新聞を読んで

 今日、つまり21日付けの熊本日日新聞を読みました。
 一面に福岡の吉田市長のインタビュー記事が載っていました。
 熊本では、蒲島知事を先頭に州都論議が盛んです。
 熊本で「州都を熊本に」という声があることに対し、吉田市長は「熊本の方がそうおっしゃるのではそれはそれでいいのでは。ただ福岡の人たちはそもそも(福岡市の州都で)議論の余地はないと思っている」と認識されているようです(発言のニュアンスが今ひとつ分かりませんが・・・)。
 私の知り合いの中に、福岡市役所の方など福岡の方々がたくさんおられますが、州都論議をしたことはまったくありません。ただ、話題の中心はほとんどが九州全体に関わることや、もちろん福岡のこと、それに熊本、長崎、大分、鹿児島、宮崎など他県のこともけっこう時間を割いています。
 吉田市長も「人口が減る中、福岡だけが成長できるとは思っていない。福岡の富の源泉は九州全域。福岡は九州全体のことを考えなくてはいけないと思っている」と語っています。
 福岡の方々は、仕事や個人的な趣味の分野でも、九州全体の方々との関わりがものすごく強いようです。それに、もう少し東の山口や広島の方々との交流もけっこうあります(もちろん、人それぞれで博多の町一筋の方などもおられますが・・・)。
 熊本が州都になるためには、熊本の方々が、熊本を熱心に語るように九州のことを語るようにならないと、九州全体が「州都は熊本」という気運にならないのではないかと思います。
 おそらく九州各県の人の意見を聞いて州都は決定されると思います。熊日新聞にも、九州の他県での大きな出来事を常に一面に持ってくるようにしてもらえば、熊本人が九州を語るようになるのではないかと思っています(新聞社の競争戦略としてみれば危ういかも知れませんが・・・)。
 一面下の「新生面」でも「州都」に関わるコラムが掲載されていました。
『州都を目指し、「品格あるくまもと」になるにはどうしたらよいか。』『熊本市には、街のデザインの大本となる熊本城がある。黒、白、石垣、緑・・・。』などです。
熊本と福岡の間にある大牟田の複数の人が、「福岡より熊本の街が好き」と言ってます。その理由は街の真ん中に「品格あるくまもと」の象徴である熊本城があるからです。これはヨーロッパの品格ある都市と比べても遜色ないと思います。
この熊本城を中心とした「品格あるくまもと」と併せて、自分のところだけでなく他地域にも関心を示す心(意識)の品格も必要だと個人的には思います。
地域間交流が数倍になる九州新幹線全線開通が、心の品格づくりのきっかけになることを願っています。
熊本が州都を目指すには?・・・熊日新聞を読んで



Posted by わくわくなひと at 15:02│Comments(0)
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