特急バスでホルモンを 西鉄“田川ホルモンきっぷ”
街を歩いていて、「取り立てて好きでもない、でも嫌いじゃない」という程度で頭に残ることがありませんか?思わずニヤリとする街や車中のアクセントみたいなものです。
西鉄さんの期間限定企画
『田川ホルモンきっぷ』もその一つです。
確か10月ごろから、ポスターやチラシを見かけるようになりました。
「特急バスでホルモンを食べに行こう!」という勇ましい内容です。特急バス往復乗車券、飯塚・田川・伊田地区のバスフリー乗車券、同地区でのホルモン店や店舗、文化施設(田川市石炭・歴史博物館、旧伊藤伝右衛門邸、嘉穂劇場)などの特典付き。千鳥饅頭1個のプレゼントもあって2,500円。もし直方の成金饅頭1個付きだったら、最高にお得感があるかも知れません。3月31日までの限定ですから、今しかチャンスはありません。
チラシを見て、“たがわホルモン”(筑肥なまりで、抑揚のないイントネーションでさらりと言う。田川は豊前なまりか?)という強烈な印象を持った言葉が目に入ってきます。そして、思わず“たがわホルモン”とつぶやいてしまいます。炭鉱マン、たくましい男、男クラ(男子だけのクラス)のイメージですね。
どこの地域でも、どちらかと言えば、風光明媚、癒しなど女性イメージで売っているところが多いと思います。ところが田川は男らしいイメージを地域資源として売り始めたところが強烈な印象となったのでしょうか。パンチパーマ発祥の地は小倉であり、筑豊を含めた北九州は男性イメージも売り出すべき地域資源であることを教えてくれました。
西鉄さん!田川ホルモン、久留米の焼き鳥、大牟田のお好み焼き(高専ダゴを含む)という「福岡三大B級グルメきっぷ」というのはどうでしょうか?