【ニュース】新幹線全通後も熊本県北-博多間は特急存続へ

わくわくなひと

2010年11月14日 14:48

 今日14日付け西日本新聞に載ってました。個人的にはビッグニュースです。

 JR九州は13日、九州新幹線鹿児島ルート全線開通後、並行在来線となる鹿児島線で、朝夕の通勤通学時間帯などに、限定的に特急を存続させる方針を明らかにした。運行区間は、博多から熊本県北で検討している。

 九州新幹線が全通したら特急が全廃されると聞いていました。私の場合けっこう大牟田での仕事があります。熊本~大牟田間は特急だったら30分以内ですが、各停だと40~50分かかります。熊本から大牟田まで新幹線で15分だとしても、新大牟田駅のある吉野から大牟田の街までは西鉄バスに乗り換えて15~20分。バスの本数も今のところあまりなさそうなので、不便になると思っていました。

 熊本県北の人たちは私のように大牟田周辺に用事や仕事がある人がけっこうおられるかと思います。炭鉱がなくなったといっても、大牟田にはけっこう工場や仕事場がありますし、全国的な大企業の工場も多い。こういった人たちへの配慮をJR九州さんがしてくれました。長洲町の町長さんをはじめとして熊本市を含む県北の自治体の方々の陳情が実りましたね。長洲あたりの工場は、けっこう北九州の企業と取引が多いみたいですよ。

 本音で言えば、特急よりも快速の運行を熊本駅まで伸ばして欲しかったです。西日本新聞によると、JR九州では「本数を絞って特急か快速を走らせる方向であらためて検討を進めていた」そうです。
 今、快速や準快速は荒尾止まりです。これを熊本駅まで延伸することはそんなに難しいことなんでしょうか。快速が来れば、たぶん自動的に、改札口でSUGOCAやnimocaが使えるようになるし、西鉄のように特急料金も必要ありません。
 4~6両編成の快速・準快速が熊本駅に乗り入れる。すると、県庁所在地の駅としては極端に乗降客数が少ない熊本駅が活気づく。何から何まで自動車ではなく、ちょっと離れた玉名や大牟田へはJRの在来線を使う。そんなライフスタイルに変えていかないと、エコではありませんよ。