【県都決戦】選ばれる熊本市へ。福岡は吉田、高島氏が接戦
事実上の信任投票となった
熊本市長選挙は、幸山市長に決まりました。
今日8日付けの西日本新聞を見ました。記事の最後に、こう書いてありました。
単なる「20番目の政令市」ではない「選ばれる都市」とはどんな街なのか。幸山氏に、明確な答えが求められる。
同感です。全国の46分の1、20分の1では、ふつうの人の頭の中では話題にもなりません。九州ではたまに話題になるにしても、何かで5分の1になれるような都市であってほしいと思います。人口や経済ではない。アジアの玄関口でもない。環境と歴史文化でしょうか。近くの福岡市や北九州市とは違ったポジショニング戦略を明確に定めて、誇り高き熊本市づくりを幸山市長がリードしていかれることを期待します。
福岡市長選については、西日本新聞の世論調査の結果が載っていました。
吉田、高島氏が接戦
福岡市内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた電話番号にかけるRDD法による調査結果です。5~7日で600人からの回答を得た結果です。
具体的な数字が書いてありません。この“接戦”という見出しをどう読むか?
勝手な想像ですが、データ上では吉田さんがほんの数ポイント高島さんを上回っている。しかし、サンプル数はわずか600人ですから、誤差が±4%くらいの幅で読むとしたら、吉田、高島の差はほとんどない。4割の人が態度未定であり、来週日曜日の投票日までに、高島さんが吉田さんを上回る可能性は十分過ぎるくらいある。
吉田さんを推薦する民主党政権の支持率は急落して32%になったことが同じ1面に出ています。福岡市民が今後、民主寄りに投票するのか、自民よりに投票するのか。
個人的には誰がリードしているのか、さっぱりわかりませんでしたので、この世論調査の結果を見て有権者の投票態度が徐々に決まっていくことと思います。
かつて幸山さんが熊本市長選に初挑戦した時のように、無党派層がうねりのように大きく動き出すポイントが今週にも見られそうです。