宮崎が新幹線向け観光バスの実験 大牟田は雲仙の玄関口

わくわくなひと

2010年10月09日 19:26

 ほとんど西日本新聞からの情報ですが、九州新幹線の全通は千載一遇のチャンスとしてとらえられていることが実感として伝わってきます。
 宮崎県は10月から、
JR熊本駅や同鹿児島中央駅と、宮崎を結ぶ観光バス「ぐるりんひむか号」の実証実験
を始めたそうです。1日2ルートで各1往復。新幹線やJR日豊線と組み合わせて、熊本駅、阿蘇、高千穂峡、延岡、宮崎、えびの高原、霧島神宮、鹿児島中央をサークルで結ぶ観光ルートです。新幹線が通らない地域でも、何とか客を呼び込もうと取り組んでいるところが少々驚きでした。
 鳥栖や久留米各駅は阿蘇・久住方面の玄関口、新玉名駅は山鹿、菊池、阿蘇の玄関口となることを狙った動きをしています。
 大牟田で具体的な動きがあるのかどうか知りませんが、6日、大牟田市内で開催されたシンポジウムでは矢田北九州市立大学長が「大牟田市の場合は長崎県雲仙市などを含めて県境を越えた広域連携を考えたい」という提案があったそうです。すでに西鉄大牟田線での大牟田駅の位置づけは雲仙の玄関口として位置づけされており、看板や車内での乗り換え案内もあってます。大牟田市の観光政策は、この視点が以前から必要だと思っていましたので大賛成です。私が見た感じでは、大牟田・荒尾からの雲仙が一番近くに見えます。有明海は海というより大きな川という感じではないでしょうか。
 5~6年前、玉名の商工関係の方々に雲仙と連携する視点を持ちかけましたが、ほとんど相手にされませんでした。同じ菊池川流域の山鹿や菊池との連携に目がいっておられるからでしょう。
 鹿児島でも、官民が一体となった新幹線効果を最大化するプロジェクトの実行委員会がつい最近発足しましたね。