シャープ“GALAPAGOS(ガラパゴス)”ネーミングで話題

わくわくなひと

2010年10月04日 15:48

 昨日3日付けの日本経済新聞1面コラムにも書いてありました。

 驚いた。度肝を抜かれた。シャープが12月に発売する電子書籍端末「ガラパゴス」の名前を巡り、ネットなどで議論が盛り上がっている。

 「数年前から日本はガラパゴス化した」とよく耳にしてきました。

 高度に進化したが世界市場で存在感の薄い携帯電話を代表格に、商品開発、経営、大学、金融などさまざまな分野で、世界の流れをよそに独自の道を歩む。

 そんなダメだしの日本の現状を意味する言葉を商品名に使ったので、多くの人が「驚いた。度肝を抜かれ」ました。東京方面の言葉言うと、「つい、笑っちゃいました」。

 「ガラパゴス化しているからダメだ」という考え方もありますが、「ガラパゴス化してもかまわない」「ガラパゴス化した方がよい」という考え方(非常識反転法)もあります。物まね商品ではなく、世の中にこれまでになかった商品や経営手法などは、むしろ、開き直りの非常識反転法からけっこう生まれています。
 こういう非常識なことは、だいたい組織内で潰されるというのが定石です。しかし、この名で行くことを決めたシャープという組織の柔軟さに興味を持ってしまいました。
 商品(事業)コンセプトも、某定石(C=I+NCN+B)に従った作り込みがしてあり、どんな人たちが関わってつくられていったか興味があります。

 これだけ話題を呼んでいますので、ネーミングとコンセプトレベルでは大成功。その後、パフォーマンスレベルで、スティーブ・ジョブスなどを相手にどこまで闘えるか。フォローしたいですね。