第2キャナル来秋開業!ファストファッションを集積

わくわくなひと

2010年10月03日 13:55

 西日本新聞の記事は、景気がいい。1日の1面トップは北九州市の水事業の海外進出。今日3日は、「第2キャナル 来秋開業へ」「H&M、ユニクロ旗艦店出店」「格安ブランド集積」「博多駅、天神に対抗」が1面トップ。
 今、日本で一番元気がいいのではないかと、今日付けの日本経済新聞も読んでみたが、西日本新聞の記事ほど明るさを感じることができない。
 “ファストファッション”とは、最新の流行を取り入れた衣料品をいち早く製造し、低価格で販売するファッションブランドのことらしい。第2キャナルには、スウェーデンのカジュアル衣料ブランド「H&M」、「ユニクロ・グローバル旗艦店」、スペインのZARAなどが出店。延べ床面積20,000㎡以上で、H&Mやユニクロの売場面積は数千㎡となる見通しになるという。
 3面には「ライバルの動きも加速。新博多駅ビルには、九州初となる阪急百貨店や東急ハンズなど約250店が出店する。天神では、東京に次いでアジア2号店となる衣料専門店アバクロンビー&フィッチや高級大型専門店バーニーズ・ニューヨークの出店が決まっている。」と書いてある。
 個人的にはあまり関係ないにもかかわらず、何かわくわくさせられる。この手の記事と対極的に、3面には「九州のGS 一部売却」「米エクソン発表 自社所有の店舗」と採算が合わない九州内のガソリンスタンドが売却されることが比較的小さく扱われていた。
 2面の書籍広告では、奥泉光『シューマンの指』講談社が気になった。本格音楽ミステリ。甘美なる調べ。衝撃の結末。書店でも見かけて気になっている朝日新聞出版の丸谷才一『あいさつは一仕事』の広告も載っていた。
 6面の社説も珍しく読みたくなった。「映画は街のイメージを変える」「フィルムコミッション」。政令市の都市イメージ調査で北九州市のイメージが最低となっていることを知った同市が日本初のフィルムコミッションをつくり、実績を上げている話。「佐賀のがばいばあちゃん」の武雄市、大河ドラマ「龍馬伝」での長崎市、映画「悪人」での福岡、佐賀、長崎3県のFC活動、山鹿市の芝居小屋「八千代座」での映画撮影についてもふれていた。
 社説は「足りないものを気にする前に、自然環境や風土、文化といった、その街にあるものを生かすことこそ、大切ではないでしょうか。FCは、そんな地域再生のヒントも教えてくれます。」と結んでいる。
 8面の俳優・役所広司のインタビュー。主演映画「十三人の刺客」。50分におよぶ戦闘シーンが話題になっているという。かなり見たい気分になってきた。ジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」「うなづける人生哲学の数々」の記事も読んで、こちらも気になってきた。
 9面の「キャセイパシフィック航空」の全面広告。「福岡-香港線 直行便含めて 毎日2便就航。」。香港行きがかなり便利になったことを伝えている。
 13面の本と批評。池内紀『文学フジギ帖』岩波新書が気になった。「目からウロコ、再読のススメ」の見出しが魅力的。「目からウロコ」という言葉に弱い自分に気づく。