薩摩人お薦めの映画「半次郎」。殺陣はさすが!

わくわくなひと

2010年09月21日 17:00

 鹿児島の人たちが一生懸命つくった映画「半次郎」を観に行きました。
 地元九州は全国に先駆けての上映らしく、福岡では中洲大洋だけ。熊本や鹿児島でも1館だけの上映でした。それで大名(福岡部)から、わざわざ那珂川を渡り、中洲まで行ってみました。劇場は100人前後が入るくらいのキャパで、昔ながら、昭和という雰囲気でした。終戦後すぐに開業した映画館です。客の入りは半分くらいでしょうか?私も中高年ですが私より年配の人が多かったようです。今は福岡に住んでいる鹿児島出身の方が多かったのかも知れません。
 企画・主演は榎木孝明。鹿児島出身で示現流の使い手と聞いていましたので、どのような時代劇になるか興味がありました。
 話の筋は中村半次郎、後の桐野利明の一生を追うものです。幕末から明治にかけての闘将とでも呼ぶべき人の話です。
 少しマニアックですが、示現流の一途に相手に立ち向かう、バサッという感じの殺陣を見てみたい。その時の必死の形相を見てみてみたいという期待がありました。ヒェーイという独特の気合いと、剣を体に垂直に立てる構え方。非常に実践的な立ちまわりを堪能できました。
 かなり予算と時間が限られた中で、榎木さんをはじめスタッフや鹿児島の人たちが頑張って作った映画であることが伝わってきました。
 こういうサムライものでは多くを語らない方がいいのかも知れません。個人的には、もう少し脇役に渋い役者が2人くらいいると、もっと感動を呼ぶ映画になったかも知れないと思いました。