確実で重要な人口減少を考える本

わくわくなひと

2010年08月06日 22:12

 小峰隆夫『人口負荷社会』日経プレミアシリーズ(2010年6月8日第1刷)。
 アマゾンのついで買いに手を出してしまった本です。
 高齢社会とか人口減少とかを検索していると、アマゾンがこの本を薦めてくるので、つい注文しました。何の本でもいいから一度買うという意思決定をした後は、つい財布のひもがゆるんでしまうことを想定したアマゾンの巧妙かつ最先端の仕組みにやられたという感じもあります。

 少子高齢社会、人口減少など世の中の構造的な変化がずいぶん前から指摘されていましたが、ここ数年は構造的な変化の矛盾や思ってみないことが次々と起こってきています。
 未来予測の中で将来人口推計だけが、ほぼ確実な予測であり、その与える影響も凄いと言われてきました。それにもかかわらず今の日本の現状は、十分な対応ができていません。
 帯に「働き手が減少する。そして日本は失速する。」と書いてあります。このまま有効な対応が行われないと、日本はどうなっていくのか、そんなことが解説されていると思われる本です。
 新書版ですので気軽に読めそうです。
 このテーマに関連して、広井良典さんの以下の本も読みたくなってきました。

『持続可能な福祉社会 -「もうひとつの日本」の構想』ちくま新書
『コミュニティを問いなおす -つながり・都市・日本社会の未来』ちくま新書


 広井さんの本は、何の本だったか忘れましたが、「そうなんだ!」と思わせる内容だったと思います。