W杯!ぎりぎりの綱渡りで新聞紙面を製作

わくわくなひと

2010年06月17日 01:11

サッカーワールドカップで日本がカメルーンに1-0で勝利しました。
私も本田選手がゴールしたところをリアルタイムで見て、思わず手をたたいてしまいました。
しかし、明日の仕事のことを考えて後半までは見ませんでした。
何時ごろだったでしょうか。私が寝たのは。夜中の1時くらいだったでしょうか。
結果は気になるけど、朝のテレビで確認することにしました。
我が家の朝は、よほどのことがない限りテレビはついていません。
だから、朝、目覚めても、昨日の結果を知る者はだれもいません。
朝刊の原稿の締め切り時刻は確か夜中の1時ごろと聞いたことがありましたので、
新聞には本田のシュートが決まったことまでしか載っていないと思っていました。
朝、新聞受けに向かった時は、正直、期待していませんでした。
しかし、驚き!「日本 白星発進」と試合の最後の結果まで朝刊に載っていました。
これは西日本新聞も熊日新聞も同じで、最後の結果までちゃんと記事にしていました。
原稿の締め切り時間、印刷する時間、そして販売店まで輸送する時間・・・。
新聞社の人たちがぎりぎりの綱渡りで紙面制作と配送をされた。
新聞自体は何も語っていませんでしたが、読者の期待に応えようと何人の人たちが頑張ったのでしょうか。
 16日付け西日本新聞夕刊に、「やはりそうだったんだ」と思わせるコラムがありました。
「潮風」というコラムでタイトルは「ぎりぎり」。たぶん、かつて福岡のもう1つの地元紙「福岡日日新聞」の元スポーツ記者の方だろうと思いますが、その様子を書いておられました。
「・・・サッカーのワールドカップ(W杯)の試合時間である。真夜中にキックオフ、それでも結果が(都市部だけでしょうが)載っているこの不思議。実はギリギリの綱渡りで毎日の紙面製作が行われているのです。選手の奮闘を伝える紙面のその裏に、編集者の汗がにじんでいることもお忘れなく。」
 ふつう、こんなことは新聞社の社内報に書かれていることが多いと思います。現役の方々が自画自賛しても品格を問われますが、現場をよく知るOBの方が現役の方の奮闘をねぎらうという共感できるコラムでした。