本屋には、ネットやメディアにない最新情報がありますね!

わくわくなひと

2010年03月14日 00:26

 ここ二ヶ月近く土曜日も日曜日もなく仕事していました。
 その間も本は読んでおりましたが、書店まで出かけるほどの心の余裕はありませんでした。
 その代わり、新聞などの書評を見て、アマゾンで一万円近くを費やし、いろんな本を買い込んできました。
 久々に今日は天神の丸善に行き、やはり本屋には行くものだと、つくづく思いました。
 というのが、新聞やネットなどのメディアからの情報だけでは、自分の関心のほんの一部しかカバーできないということを思い知りました。
 新聞やネットに流れる情報以外にも、自分にはたくさん関心のある分野があると、今日は思い知らされました。
 その中で今日、丸善で自分のアンテナに引っかかったのは、次の本です。

■岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』ダイヤモンド社、2009年12月3日第1刷、2010年1月22日第4刷
・昨年の11月ごろから私の周りのよく話題になる本でした。私の周りと言えばおじさんが多いのですが、女子高生のマンガの挿絵がある本をオヤジが書店で購入している。そんな本です。東京の書店では、この数ヶ月の間、常にベストセラーのトップ10にランクインしている本です。熊本では火の国銀行が常にランクインしていますが、全国的にはこの本がオヤジによく読まれています。とうとう会社の同僚がこの本を買うことになりました。

■タラ・ハント『ツイッターノミクス』文藝春秋、2010年3月10日第1刷
・最近、私の周りでもツイッターの有効性を話す人が増えてきました。これは何なんだろう。社会に相当インパクトがあるツールなのかどうか。ツイッターにはまっている人たちは夢中になって、目を丸くして話ます。あまりにも周りがそうなので、やはり読んでみようという気になりました。個人的には、あまり時代に流されたくないのですが・・・。

■成田龍一『<歴史>はいかに語られるか』ちくま文芸文庫、2010年3月10日第1刷
・いろんな意志決定に際し、その人が持つ歴史認識が影響を与えていることが次第に自覚されるようになってきました。今までは「自分は過去や歴史とは関係ない。今の時代の流れや未来に生きる。」。そんな人が大勢を占めていたような気がします。しかし、一人の人間が蓄えることができる経験や知識は知れたものです。これからは過去の歴史のことを知らなければ、まともな意志決定はできません。たぶん、そんな歴史学復興の書だと思います。

■梅澤伸嘉『ヒット商品開発第2版 MIPパワーの秘密』同文舘出版、平成21年12月25日第2版
・僭越ですが私の師匠の本です。少し高い本です。昨年12月に丸善に平積みされていましたが、あえて買いませんでした。第1版は平成16年第1刷で同20年7月に第5刷ですから、まあまあ読まれている本だと改めて気づきました。昨年末に買わなくて今頃買う気になったのは、もちろん第1版は持っていますが、今回は企業の導入事例が10ケース余り書いてあるからです。大手メーカーさんの間では“梅澤理論”ということで共通語になっていますが、最近、大手メーカーさんのリサーチの仕事をして改めて気づいたことがあったからです。私が携わった大手メーカーさんは、梅澤理論をかじった人がいますが、ほんの一部の単語程度しか知らないで我流で商品を開発していることに戦慄が走る思いをしたからです。この本を読んで、改めて“梅澤理論”を本当に生かす方法を考えてみたいと思っています。