なぜかほっとする大牟田「よらんかん」の定食
大牟田でたまに利用する食事どころがあります。
築町商店街の中、線路を隔てて銀座通りのアーケード街の入り口が見えるところに、「まちかど福祉人の駅よらんかん」があります。
西鉄大牟田線の新栄町駅から、とぼとぼ歩いて、ちょうどよいところにあります。
作業所のアンテナショップやデイサービスもやっていますが、食事もすることができます。
大牟田の街の人たちが、ゆったりとお話しや食事、喫茶を楽しんでいるところです。
店の横は鹿児島本線と西鉄大牟田線が並行して走っており、電車がひっきりなしに通ります。
“鉄ちゃん”には東京のような風景だから、たまらないと思います。おまけに、よらんかんの人たちが特急「はやぶさ」を見送っている写真も添付します。
そんな場所ですが、なぜだかほっとします。店の中に集う人たちの温かさが醸し出すオーラのせいでしょうか。
そういう雰囲気の中でいただく定食は、実においしい。なかでも、ここの味噌汁は私の口に合います。
汁が口に広がって、のどまで通っていく時の何とも言えない気分を、ゆっくりと素直な気持ちで味わうことができます。
「○○ちゃんは今、福岡で元気に働きよる」「30過ぎまで独身だったっちゃけど、結婚したげな。よかったね」などなど・・・。
私が聞いている限りは、愚痴や人の悪口は飛び交っていません。
何十年という付き合いの中で、ほのぼのとした競争のない幸せな空間が出来上がっています。
大牟田というところは、いろんなところから人が集まった街ですので、基本的に排他的な感じは受けません。
私のようなよそ者でも、昼食を楽しみにできるよう笑顔で迎えてくれます。